機能性成分

五大栄養素は炭水化物、たんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミンなどを指し、人間が生きていく上で絶対に欠かすことのできない成分です。

これに対し、生命の維持には必ずしも必要ではないけれど、健康維持や病気予防に役立つ成分が食物中に数多く存在することが最近大きく報じられるようになってきました。

食物繊維やファイトケミカルなどと呼ばれる成分がそれにあたり、これらを総称して「機能性成分」と呼んでいます。

近年注目されている成分のうち、特に野菜や果実、海藻など植物性の食物に含まれる化合物を「ファイトケミカル」と呼びます。

ファイトとは闘うという意味ではなく通常の身体機能維持には必要とされないが、病気を予防したり健康を維持するのに重要と考えられる植物による化合物を指す言葉です。

ファイトケミカルは、色素や香り、アクなどの成分で、最近はこの方面の研究が多くなされ、がん予防や動脈硬化予防などさまざまな効果が認められています。

中でも抗酸化作用(活性酸素の害から身体を守る作用)はほとんどのファイトケミカルがもつ働きであり、老化や生活習慣病を防いでくれます。

最近ではこの抗酸化力をアップさせると言うポリフェノールやフラボノイド、βカロテン等が人気でサプリメントなども多くでています。

ナットウキナーゼ

ナットウキナーゼは納豆以外の食品には含まれていません。

納豆菌で大豆を発酵させることにより生まれる酵素です。

ナットウキナーゼは血管の中にできる血栓を溶かす作用があり脳梗塞や心筋梗塞などの予防に効果があります。

病院などで血栓症の治療に使われるうろキナーゼという薬がありますが納豆1パックに含まれるナットウキナーゼはその効果と同等の効果があるといわれています。

またナットウキナーゼにはビタミンK2が多量に含まれているため骨も丈夫にして骨粗しょう症の予防にも役立ちます。

さらに、納豆に含まれる納豆菌は胃酸に解けずに腸にまで届くので善玉菌を活性化させ悪玉菌を減らす働きもあります。

その為、便秘の改善をはじめ腸の免疫力強化や発がん物質などの減少に効果を発揮します。

乳酸菌

乳酸菌はビフィズス菌 , ヤクルト菌 , KW乳酸菌 , LG21 , 植物性乳酸菌 , コッカス菌 , L29乳酸菌 , L-92乳酸菌 , EF乳酸菌 , ETF-2001 , クレモリス菌など乳酸やブドウ糖を利用して増殖、分解して乳酸を作る細菌の総称です。

腸の中では100種100兆個もの大量の腸内細菌が食べ物のカスや老廃物などを発酵・腐敗させながら繁殖しています。

その中で身体に良い作用をする菌を「善玉菌」有害な作用を起こす大腸菌やブドウ球菌などを「悪玉菌」と呼びます。

乳酸菌は同じ善玉菌のビフィズス菌等を増やし、悪玉菌の増殖を押さえ腸内環境を整えて腸の機能アップに貢献します。

その結果便秘や下痢などの症状をなくし、腸内の免疫力を強めます。

なお、市販されているヨーグルトなどに「プロバイオティクス」と表記されていますが、これは腸内細菌のバランスを保ち腸内環境を整え有益な作用をもたらす生きた菌」という事です。

レシチン

レシチンは脳や神経組織、肝臓に多く含まれるリン脂質のひとつで細胞膜を構成している成分で脂と水を溶かす性質があります。

人間も含めて、生物は細胞からできていることはよく知られていますが、細胞が細胞膜を通じて物質を取り入れたり、排泄したりできるのもレシチンがあるからなのです。

脂と水を溶かす性質から血管壁につくコレステロールを溶かして高血圧や動脈硬化を予防し肝機能を高めます。

また、脂と水を溶かせばエネルギーとして代謝されやすくなるので肥満予防になるとも言われています。

レシチンが不足するということは、いわば細胞が故障するようなものですから、私たちの体は、体質悪化、疲れやすい、カゼをひきやすい、脳の疲労、頭痛、不眠、老化現象、冠状動脈疾患、動脈硬化、糖尿病、腸の異常、悪玉コレステロールの沈着など多くの病気の引き金になります。

レシチンを多く含む食材は大豆、卵黄、納豆、ピーナッツなどです。

カルニチン

カルニチンは脂質の代謝に不可欠な物質で、最近はダイエット用サプリメントとして注目を浴びています。

カルニチンの主な働きは脂肪細胞を活性化させリパーゼという酵素を作ることがあります。

リパーゼがたくさんあれば脂肪を燃やして肥満予防効果が高まります。

加齢によってもカルニチンは不足しますから最近食べる量は変わらないのに太ってきたと感じる人はカルニチン不足かもしれません。

カルニチンを多く含む食材はラム、マトンなどです。

アミノ酸

アミノ酸はタンパク質を構成する成分で20種類あります。

代表的なものにはグルタミン、アルギニン、グルタミン酸、アスパラギン酸、リジン、アラニン、プロリンなどが有ります。

カラダを構成している、数十万種類にも及ぶたんぱく質は、わずか20種類のアミノ酸のさまざまな組み合わせでつくられています。

20種類のアミノ酸のうち11種のアミノ酸は他のアミノ酸から体内で合成して不足を補うことができますが、残る9種類は食事から摂取することが不可欠です。

このように体内で合成できないものを必須アミノ酸、合成できるものを非必須アミノ酸とよんでいます。

アミノ酸が幾つもつながったものをペプチドといい、タンパク質とアミノ酸の中間の状態を言います。

アミノ酸は単体で取るよりペプチドの状態で摂取する方が効率的に吸収できるといわれています。

最近話題になっている大豆ペプチドは基礎代謝を高め疲労回復や脳機能の活性に効果があるといわれています。



プラセンタエキス

プラセンタとは赤ちゃんと母親をつなぐ「胎盤」の事でそこから抽出した物がプラセンタエキスです。

胎盤には、アミノ酸やミネラルなど赤ちゃんを育てる為に必要な栄養素が豊富に含まれています。

そこから抽出したエキスがプラセンタエキスで細胞の呼吸を活発にして新陳代謝を高めるため滋養強壮、疲労回復、血行促進などの働きがあります。

また、皮膚の血行を改善し老廃物の除去がスムーズになり真皮組織の機能が高まり、肌に張りやつやを与え肌の老化や肌荒れなどに効果を発揮します。

サメ軟骨

サメ軟骨は軟骨の周りにある物質で、カルシウムやリンをはじめ、良質のムコ多糖体(コンドロイチン)を豊富に含んでします。

コンドロイチンも年齢ととともに減少しています。

サメ軟骨のコンドロイチンは骨や関節などの結合組織にあり関節炎などの予防に効果を発揮します。

また、サメ軟骨には、血管新生抑制成分があり血管新生を抑え、ガンなど病気の進行を防いだり、各種免疫疾患の治療に役立つとして注目されています。

多く含まれる食材はフカヒレなどですが頻繁に食べるものではないのでサプリメントから摂取するようにしたい。

ローヤルゼリー

ローヤルゼリー とは 蜂蜜や花粉を食べた働きバチが、自分の体内で作り出し分泌する 乳白色の液体です。

ローヤルゼリーは働きバチが花々から集めてきたミツを濃縮したハチミツとは全く異なり、 生命力と生殖能力の源となる高純度のタンパク質で必須アミノ酸とビタミンB群を含んでいます。

ローヤルゼリーの中には大切な成分が含まれています。

人間の神経伝達物質として重要な役割を担うアセチルコリンが大量に含まれ脳の活性化や血圧調整作用があり、10-ヒドロキシデセン酸はローヤルゼリーにのみ存在する物質で、生命中枢(性中枢)の活動を促進する作用を持つ唯一の物質と言われて更年期の症状を緩和させる作用があります。

さらに類パロチンは細胞を活性化する若返りの貴重なホルモンで、 筋肉、内臓、骨等の 組織の成長を促し老化防止に効果がある若さを保つのに重要な役割を果たしています。

ローヤルゼリーは少量で効果を発揮しますが、蜂蜜に溶かすとその作用が失われやすいので注意が必要です。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は皮膚や関節、目、臍帯などからだの至るところに存在するゼリー状の物質です。

ヒアルロン酸はコンドロイチンと似た働きをして、その保水力は1gあたり5〜6リットルもの水を保持するとされています。

温度や湿度に左右されることなく、常に一定の保水性があることから、皮膚の弾力性や保湿を維持するために重要な役割を果たしているのです。

つまり、真皮にヒアルロン酸が多く含まれていればいるほど、みずみずしい肌が作られるといえます。

これが、ヒアルロン酸が女性に人気の要因でしょうか。

また、眼球はヒアルロン酸をはじめとするムコ多糖類が解けた溶液に浮かんでいるので、ヒアルロン酸が不足すると目の疲れやドライアイといったトラブルの元となります。

さらにヒアルロン酸は新鮮な栄養や酸素を細胞のすみずみまで運搬し、活性化してくれる働きもあるので、老化の予防およびそれに伴う疾患も改善してくれます。

ヒアルロン酸はサプリメントで摂取するのが一般的です。

コラーゲン

コラーゲンは皮膚や骨などに含まれるタンパク質で皮膚の細胞同士をつなぐ役目をしたり、骨、関節、歯、血管などのあらゆる結合組織を構成しています。

コラーゲンは体内で絶えず分解と再生を繰り返していますが、25歳位を境にその作用が低下したり、不足しがちになるといわれています。

そのため、皮膚の細胞同士を結び付けているコラーゲンが細くなって弾力がなくなってくることで皮膚のタルミやシワの原因になってきます。

さらに、目の角膜や水晶体にも含まれている成分なので不足し始めると目の疲れや目の渇きといった症状も出てきます。

コラーゲンを摂取する時は吸収率をよくするためにビタミンCや鉄分と一緒にとると良いといわれています。

コラーゲンを含む食材は鶏手羽先、フカヒレ、スペアリブ、豚骨スープなどです。

DHA(ドコサヘキサエン酸)EPA(エイコサペンタエン酸)

DHA(ドコサヘキサエン酸)EPA(エイコサペンタエン酸)はいわしなどいわゆる青魚に多く含まれている物質です。

両方とも分子構造が似ている為一緒に取り上げられますが、DHAは必須脂肪酸(必要不可欠)で脳、神経組織の発育などに不可欠な物質です。

一方EPAは多価不飽和脂肪酸で血液中の血小板を凝集させる物質の生成を抑え血液をサラサラにするという役目をしています。

いずれも低温時でも固まらず液体を保つ性質を持ち現代の高カロリー高脂肪の食生活において生活習慣病から身を守る栄養成分といわれています。

特に、DHAは子供の脳の発達に良いといわれてから注目されているようです。

イチョウ葉エキス

イチョウ葉の主な成分はフラボノイドとギンコライドです。

フラボノイドは高い抗酸化力で毛細血管を保護し強化する働きを持ちもう一方の、ギンコライドには血液の流れをスムーズにして血栓を出来にくくする働きがあります。

さらに活性酸素が脳の機能を活性化するので老人性痴呆、アルツハイマー病の予防になると最近特に注目されています。

ドイツなどヨーロッパの一部の国では脳血管障害アルツハイマー病等の治療に利用されています。

ただ、イチョウに触るとかぶれるなどする人はイチョウに含まれるギンコール酸が原因で起こりますから、イチョウ葉のお茶として摂ることは避け、サプリメントから摂取したほうが良いでしょう。

クエン酸

クエン酸はかんきつ類に含まれる有機酸の一つで疲労回復に効果があります。

激しい運動などで身体が疲れると疲労物質の乳酸が溜まります。

乳酸が溜まると、ブドウ糖からエネルギーを生み出す「クエン酸サイクル」の生産が落ちますがクエン酸を摂取する事によってその働きがスムーズになります。

そのような働きがクエン酸にはありますから、クエン酸を摂る事により疲労物質の乳酸を取り去り疲労回復を早める効果があります。

さらに、肩こり、腰痛などを防ぐ効果も認められています。

また、食事に含まれているカルシウムやマグネシウムのミネラル成分を吸収しやすくする「キレート作用」も認められています。

フコイダン

フコイダンは海藻の表面にあるヌルヌルした成分で食物繊維の一つです。

わかめや昆布などに含まれる成分で海藻自らの身体を守る成分といわれています。

細菌やウィルスに犯された細胞を攻撃する免疫細胞を活発化させ風邪やインフルエンザの感染予防に効果を発揮します。

また、ヌルヌルとした成分が胃の粘膜を保護しピロリ菌を吸着、排出といった作用や胃の炎症を保護修復作用も認められています。

フコイダンを多く含む食材はわかめ、昆布、モズクなどです

βーグルカン

βーグルカンは人間の身体では作り出せないブドウ糖を含む多糖体です。

主にきのこ類に多く含まれ免疫細胞の働きを活性化させます。

がん細胞と戦うNK細胞の働きを10〜20パーセントアップさせるといわれ、血中のコレステロールや中性脂肪も低下させます。

ルテイン

ルテインは赤や黄色などの色素成分カロチノイドの一つです。

パパイヤ、マンゴウなどに含まれるゼアキサンチンというカロチノイドの仲間と共に網膜に多くあり目に有害な太陽光線やテレビ、モニターから発せられる青色光を吸収して眼の健康を保つ働きをしています。

また、近視や乱視、白内障など目のトラブル全般にも効果があるとされています。

ルテインを多く含む食材はホウレンソウ、ブロッコリー、メキャベツなどです。

アントシアニン

アントシアニンはポリフェノールの一種です。

ブルーベリーに多く含まれるアントシアニンは目の網膜にあって視力を保つ働きをしているロドプシンという物質に働き再合成を促す作用があります。

そのためアントシアニンは目の疲れを和らげ、目の疲れからくる肩こり改善にも効果があるといわれています。

またアントシアニンは強い抗酸化力を持ち毛細血管を保護する為、血液循環機能に良いとされます。

プロポリス

プロポリスとはハチが予期せぬ侵入者や病原菌から巣を保護するために使う粘着性の物質です。

ミツバチが花や樹木の皮から集めた成分と、ミツバチの唾液に含まれている酵素の働きからプロポリスがつくられます。

ギリシャ語で「とりでを守るもの」という意味です。

天然の抗生物質とも呼ばれる強い抗菌力があり、細菌やウィルスの増殖を抑えるため風邪やインフルエンザの予防に使われます。

また、プロポリスにはフラボノイドが濃縮されており細胞膜を強くします。
そのため、血管に強く働き強化すると共に血圧を下げ、がんを予防する働きもあります。

リコピン

リコピンは植物に含まれる赤い色素成分でカロチノイドの仲間です。

トマトに含まれるリコピンはβーカロチンの2倍、ビタミンEの100倍といわれる強い抗酸化力を持ち生活習慣病予防に効果が有るといわれています。

リコピンにはがん細胞の抑制効果や紫外線によるシミやシワなどの予防効果も認められています。

リコピンを多く含む食材はトマト(完熟)スイカ、柿などです。


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